温度計・保護管管理システム
<安全無災害へのコンセプト>
弊社は1990年12月より某プラントの定修時における熱電対点検業務を開始、定修毎に継続し順調に推移してきました。その間、温度計の寿命予測や温度計の付属品として保護管の健全性の確認等、顧客からの高度な要求もあり、1995年5月にはこの事業を本格的に取り組むため、メンテナンス技術部を発足させました。
保護管の健全性の確認については、同年8月から開発を進め、1996年3月には、超音波により保護管の減肉・腐食を計測できる非破壊検査点検システムを完成させました。
弊社は、電気工事業、機械器具設備工事業の建設業務も行うため、現地構内立ち入り作業者は、安全・衛生について日頃から教育・訓練されており、定修時においてもユーザの規定等を遵守し、無災害で業務を遂行しています。

弊社に委託することのメリット
- 工業用温度計及び保護管に対して、専門家としての立場で点検ができます。
- 不適合品の処置は最短のリードタイムで行えます。不適合品で修理、新規製作を要するもので標準的なものであれば、定修期間内に製作納入し取付を完了させます。
- 使用環境に最適なタイプのものを推奨でき、また新製品の開発も可能です。
- 保護管の減肉チェックを保護管を取り外さずにでき、かつ減肉が認められた場合には、取り替えの必要性に関し提案可能です。

保護管健全性確認システム
保護管は長年の使用に伴うFAC(Flow Accelerated Corrosion:流れ加速腐食)とスケールエロージョンの複合事象による減肉を生じます。
当社は超音波法により保護管の腐食・減肉を計測できる非破壊検査点検システムを保有しています。(特許取得済:特許番号第2967815号)
現地で、保護管を取外すことなく減肉状態の調査ができ、減肉の経時的な進行データを蓄積することにより、メンテナンスサイクルの算出に貢献いたします。
このシステムは既に国内で200件近くの点検実績があり、各業界から高い評価を頂いております。
火力発電所給水系の減肉した保護管のシミュレーション
温度センサ点検
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1.外観検査
温度センサのシースやリード線の損傷等による断線のしかかりや、目視により性能上有害な欠陥を発見致します。
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2.施工確認調査
使用環境条件(周囲温度、雰囲気、機械的振動等)に合致した構造の温度計であることを確認します。また、最適なタイプのものを推奨でき、新製品の開発も行えます。
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3.温度校正
ハンディタイプの温度校正装置を用い、現地での校正が行えます。但し、高精度で重要度の高い温度センサは工場へ持ち帰り温度校正を行います。
その他サービス概要
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1.温度センサ、保護管のコンサルティング
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2.機器のリニューアル
点検で不適合となった温度センサの仕様確認を行い、修理もしくは新規製作を必要期日内に行います。